ハワイ①

「ハワイ」と聞いただけで抵抗感のある人は多いですね。
いいところなんだとは思うけど、どうしても「海外初心者」「ハネムーン」のベタなイメージが付きまとう。


で、僕も今まで避け続けてきたんだけど、「メシがまずそう」というのがその最大の理由。
米国そのもののマズメシイメージに加え、その中でもハワイは全米トップクラスでダメだという話。
とはいえ諸般の事情により、今回初ハワイ体験をすることに。

ハワイの日本人観光客はは20代くらいの若い層か、リタイアしちゃったおじいちゃんのどちらかに大別され、僕のような「中年層」はなかなかレアな存在です。
つまり何を食べても「おーいしい～」しか言わない世代でもなく、かつ味よりも「柔らかくて食べ易いかどうかがポイント」の歳でもないわけで、メシの「うまいまずい」に関しては一番フラットなものの見方ができるのではないかと自負しております。



ということでちょこちょこっとごはん中心のことを書いてみたいと思います。

シエナ①

フィレンツェからバスで2時間弱ほどでシエナ。
日帰りツアーで行くパターンが多いみたいですが、もったいないもったいない。



街の中心となるカンポ広場。
〝世界一美しい広場〟と言われるのも納得できる。

シエナは夕方から夜にかけての景色が特に綺麗。日帰りツアーでこれを逃しちゃあ、意味ないですぜ。



適切な表現かどうかはわからないけれど、まるで「映画のロケセット」のような、現実感のない街です。

フィレンツェ②

で、これが夕日のフィレンツェ。。
高層ビル1本建っただけですべてがぶち壊しになることは間違いない。



「観光客だらけでキライ」という人もいるけど
そりゃしょうがないだろ、とも思う。こんだけ美しい場所なんだから人も集まるわな。

フィレンツェ①

さて、今度は北に。
１年前の旅行なので記憶が薄れつつもあるけど
なおのこと記録しとかないと忘れちまう。

「街の中のいたるところに歴史遺産がある」ローマに対して
「歴史遺産の中に街がある」のがフィレンツェ。


とにかく街全体の調和、統一感がスバラシイ。
ドンキなんか絶対に支店出せませんな。

展望台登ってみてもただ高いだけ、って観光地は多いけど
フィレンツェは街全体を見渡せる場所に一度は行くべき。
特に夕暮れの美しさは絶品です。

ローマ②

今回、ローマで一番大当たりだったトラットリア「Palazzaccio」。
読み方はわからんです。チッチョローネ通り近く。


ポルチーニ茸のソテー。
シンプルなものほどおいしく感じられるのが日本人好みというか。


ご飯もおいしかったですがワインが安い。
おまけにお会計も懐に優しいという満点レストラン。
モッツァレラだけは南イタリアにかなわなかったけど、カルボナーラが美味いのでそれで帳消し。

ローマ①

ローマについては旅行記みたいなのはなんぼでもあるだろうから
今更書くことはないだろうと思いつつもいくつか。

トリオンファーレ市場。
バチカンから徒歩５～６分くらい。最寄駅はオッタヴィアーノか。

２０１０年に大改装したということで、最新スポットと言えなくもないです。
ローマ市内には市場はいくつもあるけど、常設の屋根付施設としては最大級なのでは。
コーヒー、チーズ、生ハムなど食品類は充実しまくりで、当然ながら安いです。

ワインの量り売り。


カジキマグロ。豪快に並べられてます。


パルミジャーノと生ハムを買いましたが
値段は日本のデパートで買うものの４分の１から下手すると５分の１ってとこでしょうか。

しかしながら市場では当然ありがちですが英語が全く通じません。
仕方がないからこういうところでは細かいことは気にせず「ざくっと」買い物するのがコツですな。

ナポリ②

ナポリといえば言うまでもなくピザ。
てことで食べましたよ、そりゃあもう。

「パラッツォ トゥルキーニ」という港に近い中級ホテルに深夜につき、
まずは速攻でフロントに｢今から食えるピッツェリアかトラットリアはないか？」と聞いたところ
即座にすぐとなりのピザ屋を紹介してくれました。
本当にホテルから歩いて１０秒ほどの店だったので
「こいつ面倒くさくてとりあえず一番近い店を教えただけなんじゃ」と疑ったりもしたのですが。

これがもう大当たり。


とりあえず本場のナポリピザの洗礼を受けたわけです。いや、うめえわ。

しかしそれ以上に驚愕だったのはモッツァレラ。写真は生ハムとセット。


ゴムボールのような弾力、それをナイフで「ぶつっ」と切り裂いた瞬間、中から濃厚なクリームがじょばーっ、とあふれ出します。
「松坂牛を生まれて初めて食べたアメリカ人」くらいのインパクトを受けました。
あまりの感動にこのあとの旅行中、毎回ディナーごとにモッツァレラを食べる羽目になりました。
でも結局この店のが一番美味しかったなあ。最初に受けたインパクト、のせいだけではないと思います。

ともかく安くて美味なこちらの店、深夜でも地元の人でえらく賑わっていましたが、肝心の店名がどうしても思い出せない。
「パラッツォ トゥルキーニ」ホテルを出てすぐ右側にある店です。ナポリ滞在の際はぜひ・・・

ナポリ①

ナポリといえば「ピザ」と並んで最近は「治安が悪い」というイメージ。
今回、最初に空港からバスに乗って深夜に中央駅付近を通過したのだけれど、
それはもう笑っちゃうくらいコワい光景でした。
駅前のロータリーで勝手にマーケットを開いちゃってるんだけど、
売ってるものが片方の靴とかしわしわのシャツとか
どう考えても「まともに仕入れました」って品物じゃない。
リアル「泥棒市」みたいな感じ。

昼間の駅周辺はそこまでじゃないんだけど
とにかくゴミが多いです。


あと頭の悪いラクガキ。シャッターや電車の車体にまで描かれたあの幼稚なスプレー落書きの多い街ほど「荒んでる」感じが強い。

ところがその一方で駅周辺を離れ、サンタルチアとか海方向の観光地区に行くと、雰囲気はガラッと変わります。
わずか数キロの距離なんだけど、同じ街とは思えないほど綺麗だし落書きも少ない。

ウンベルト一世のガッレリア。


「ナポリの治安は悪い」、ホントかウソかというと「半分ホント、半分ウソ」でしょうね。
時と地域を選べば、ってことでしょう。
でも、明らかにローマよりは全体として治安は良くないです。
南の経済状況を反映してるんでしょうが・・・

ポンペイ④(実はナポリ)

ポンペイの遺跡に行ったら、ぜひとも見ておかなければならないものがあります。
それがナポリの国立考古学博物館です。

どーゆうことかというと、ポンペイの遺跡もせっかく発掘されたのに
その後の地震や気象条件、果ては泥棒などにより
甚大な被害に遭っているとのこと。
ということでナポリの博物館に｢避難させて」いるそうな。

確かに現地でも見られなかったようなすげえ美術品がてんこ盛り。


こういった生活用品も展示されてます。


要は遺跡で見た光景に、こちらの美術品を脳内で重ね合わせると、当時のポンペイの様子がよりリアルに再現される、とゆうことです。

特にガラス製品とか装飾品とか、レベルの高さが本当に信じられない。
くどいようですが日本人がほぼ半裸みたいな格好で「ウッホー素焼きの土器、木の実とか入れられてサイコー」とか言ってた時代ですよ。


なんなのよこの差は(笑)

しかしこういうのを見てるとまず「欲しい」という発想が出てきてしまう自分が怖い・・・

ポンペイ③

遺跡の中にはカフェテリアもあります。
１軒しかないんだけど、思ったほど混雑していない。

やはりこういう場所なので、味は褒められたもんじゃなかった。
それを知ってるからみんな来ないのか、もしくはツアー会社が
賢明にランチタイムを避けているのか。
それでも日本の観光施設からすれば充分及第点だと思いますが。量はあるし。

遺跡めし。


ワインは一応ちゃんとDOCGで、値段の割に味はそれほど悪くない。
つくづくワイン天国ですね。